2024.5.10 スタッフブログ

暑熱順化で熱中症予防

5月中旬頃から熱中症に注意

こんにちは、関根薬局管理栄養士の下山です。

関東では今週末あたりからまた気温が上がり、これから夏日になることが増えるそうです。

去年も5月に30℃を超える真夏日になったことでニュースになりましたね。ここ最近寒暖差が大きくなってきてますが、寒暖差が大きいと熱中症になるリスクが高まってしまいます。

暑熱順化とは?

暑熱順化とは、体が暑さに慣れること。暑い日が続くと、体は自然と暑さに慣れて暑さに強くなります。

しかし、ここ数日のように涼しい日が続いた後に急に暑くなると、体が暑さに対応できず体調を崩しやすくなります。

個人差はありますが、暑熱順化には約2週間ほどかかるといわれています。

急な温度変化にも対応できるよう、意識的に暑熱順化を行う必要があります。

暑さに対応できるしくみと熱中症

人は体を動かすと体内で熱が作られ体温が上昇します。体温が上がると、汗をかいたり、血管を拡張させて体表面から熱を逃すことによって体温を調節しています。このように体温調節がうまできないと、体の中に熱がこもってしまい「熱中症」になってしまうのです。

また、暑さに慣れていないときにかく汗には、含まれるミネラルが多いため、ナトリウムを失いやすいのも特徴です。

ポイントは「汗をかくこと」

トレーニングといっても、特別なことを行うわけではありません。日常生活の中で、無理のない範囲で汗をかくことを意識しながら下記のものを行うとよいでしょう。

水分・ミネラルの補給も忘れずに!

①ウォーキングやジョギング

帰宅時に1駅歩いたり、階段を使うようにしたりするのでも良いです。

②筋トレ・ストレッチ

室内でも軽く汗をかく程度に行うことで効果があります。運動時の室内の温度には注意しましょう。

③入浴

シャワーだけで済ませるのではなく、湯船につかるようにしましょう。目安としては2日に1回程度。難しい場合は、半身浴や足湯などでも◎

今の時期の過ごし方が夏・梅雨の不調を予防できるかも

夏や梅雨の体調不良は、今の時期の過ごし方が特に影響しています。本格的な暑さになる前に、比較的過ごしやすい今の時期から暑さに負けない準備をしましょう!

気になる症状がある方や元気に夏を過ごしたいという方は、関根薬局へ気軽にご相談ください。